「日本列島の成り立ちと国石を学ぶ旅」
対象者
1,2年生希望者 24名
内容
新潟県糸魚川市にあるフォッサマグナミュージアムの学芸員茨木洋介さんにフォッサマグナパークでの案内とフォッサマグナの解説をおしていただいた。ミュージアムに戻り質問をした後は館内の自由見学を行った。昼食後、海岸で実際に翡翠を探してみた。
生徒の感想より
〇溶岩が溶け出した後、それが固まり陸に持ち上げられ、川に浸食されたために規則的な断面となった枕状溶岩はできた仕組みが面白く、印象に残るものでした。ユーラシアプレートと北アメリカプレートがぶつかり合っているまさにその上、というところも興味深い所でした。教科書や資料集の日本地図の上に引いてあるあの線の上に、今自分が立っていると思うとなんだか壮大で、地球はものすごい力を持っているのだなと感嘆しました。





2020 年2月15日(土)
「車山高原の動物・植物を探る(フィールドワーク)」
今回の三澤勝衛先生記念文庫講座「車山高原の動物・植物を探る(フィールドワーク)」には,本校生徒の他,長野県小海高校のバスケットボール部の部員、一般の方が参加してくれました。当日は雨混じりのあいにくの天気で,暖冬の影響で雪も少ない状態でしたが,車山高原スキー場周辺をスノーシューで回り,雪原に見られる動物の足跡や,冬期に見られる植物を観察しました。理科系に興味がある生徒以外にも参加者の幅を広げ,地域探究の楽しさを共に味わうことができました。


2019年12月19日(木)エプソン連携講座 時計の仕組み
セイコーエプソン株式会社塩尻事業所にお邪魔して,時計の構造についての教えていただき,腕時計の組み立て実習を行いました。内部で使われている部品に直に触れ,時計の精密な構造と,部品の役割や内部の細かいレイアウトを学ぶことができました。
「私の持っている時計も人の目で見て検査をしたりして手間をかけて作っているんだなと感じた。普段、見ない時計の内部も見てみて、とても細かいねじがたくさんあり、これを数秒で枠に入れてしまう社員の皆さんもすごいなと思いました。」「水晶を使う理由がよく分かった。」「いつも身につけているものなのにその仕組みをあまり知らなかったが、今回少し知ることができ、知識が増えて良かった。」
などの感想が聞かれ,日常で何気なく使っている時計に対して, 実際に組み立て作業を体験することによってまた違った角度で見ることができる, という体験ができた様子が伺えました。


2019年9月1日(日)
三澤勝衛先生記念文庫連続講座「国立天文台野辺山宇宙電波観測所研修」
本校生徒の他、飯田高校、駒ヶ根工業高校、松本県ヶ丘高校、諏訪二葉高校の生徒も参加して、一般公開されている施設見学に実習を加えた企画を行いました。
午前中は、施設の職員、高校の教諭等から電波観測の歴史や意義や野辺山に建設した理由等の講義を受けました。午後の部では、3班に分かれ実際に太陽を電波で観測し、太陽の表面温度を計算する実習を行いました。当日は天候に恵まれたため、普段は立ち入ることができない45m電波望遠鏡の観測室内部、機械部、アンテナの裏側まで入ることができ、ラッキーでした。
今回は新しい世代に引き継がれた科学系クラブの活性化を狙い、高校の科学系クラブを中心に募集をしたところ多くの参加申し込みがあり、自然と生徒の交流が活発化しました。太陽の温度を求める実習では、議論しながらそれぞれのデータを解析する姿が見られ、実りある実習となりました。参加生徒からは、「天気が良くて特別に望遠鏡に登れてよかった。どのようにして電波を集め観測機に送るか仕組みが理解できた。」「電波でみる宇宙について、よくわからないところも質問に丁寧に答えてくれてわかりやすかった。」と好評でした。
2019年8月16日(金) 海外研修事前研修
森ビル株式会社、グーグルジャパン(東京 六本木ヒルズ森タワー)
昨年度と今年度の海外研修ではSSH重点枠の「社会との共創」という題目に沿って、“地域課題の発見と解決”“起業”をテーマに研修・探究活動を行います。今回は事前研修の一環として六本木ヒルズ森タワー内にある2社へ伺い研修を行ってきました。
午前は森ビル株式会社で、同社の沿革や都市開発について学びました。森ビル株式会社さんとは、茅野駅ベルビアにあるコワーキングスペースであるワークラボ八ヶ岳が茅野市と森ビルとの連携により設置されている関係から繋がりをもつことができ、研修では頻繁にお世話になっています。
午後は同じ森タワー内のグーグルジャパンへ場所を移し、社内の見学の他、生徒からグーグル社の方に海外研修の課題研究のプレゼンテーションを行いました。海外研修で交流予定の高校生との共通の話題として“安心”をキーワードに、神社のお守りを海外の人に説明しお守りアプリなどの提案を盛り込んだプレゼンテーションに対して、アドバイスやコメントをいただきました。頻繁にプレゼンテーションをされているグーグルの社員の方からは、すぐに取り込んで実行できるプレゼンテーション技術など即効性があり適確なアドバイスをいただきました。



2019年7月29日(月)
エプソン連携講座 分析技術体験実習 セイコーエプソン株式会社富士見事業所
2018年7月26日(水)・27日(木)
エプソン連携講座 分析技術体験実習 セイコーエプソン株式会社富士見事業所
7月26日(水)および27日(木)にセイコーエプソン株式会社富士見事業所の協力で「分析技術体験実習」を行いました。
同事業所には各種分析機器を揃えた分析リサーチセンターがあり、セイコーエプソン全社から寄せられる試料の分析を行っています。高校1・2年生が各日8名に分かれ、走査型電子顕微鏡SEMとフーリエ変換型赤外分光装置FTIRを使う実習を行いました。SEM実習では、各々持参した繊維や動物などを電子顕微鏡で数万倍に拡大し、物体表面の形状を観察後、元素分析を行いました。持参した昆虫の微細構造に感動する姿が印象的でした。FTIR実習では20数種類のプラスチック製品をグループ分けするクイズ課題に取り組みました。まず見た目や手触り、予備知識などでグループを分けてみるのですが、赤外分光装置で測定してみると思いもよらない製品が実は同じ有機化合物でできていたということを驚きとともに実感することで、学校ではまだ習っていない内容でも楽しみながら学びを深めることができました。最後に同センター所有の透過型電子顕微鏡TEMと原子間力顕微鏡AFMという原子1粒まで観察できる最先端の分析装置を見学させてもらい、このような技術を用いてセイコーエプソンがどのように製品品質を保っているのかというお話も聞くことができました。各日10名もの研究員の方に講師・アシスタントをしていただき、非常に中身の濃い実習となりました。
2018年7月14日(土)
三澤文庫講座「国立天文台野辺山宇宙電波観測所」
2018年5月22日(月)
神奈川県温泉地学研究所・箱根ジオパークミュージアム研修
神奈川県温泉地学研究所の板寺さんに研究の内容紹介や箱根温泉の泉質の分類方法などを教えて頂きました。とくに温泉水の起源に関する調査方法は、現在取り組んでいる下諏訪温泉の研究にも応用できそうなもので参考になりました。お話の後は実際に測定に使っている機器の紹介をしていただきました。火山や地震についてモニタリングしている部屋に入れてもらいました。好感度の地震計が観測した地震のデータや、自衛隊の演習で発生した規則正しい間隔で発生した波形も見せて頂けました。
2018年5月3日(木)
三澤文庫講座連携事業 八島湿原 高層湿原の自然観察
下諏訪町にある八島湿原へ出かけてきました。夏の暑い時期には来たことがある方も多いかと思いますが、今回は5月の芽吹きの時期に合わせ行ってきました。2月にはスノーシューをはいて高原の植生等の観察を行いました。今回は雪が溶け、植物が増える直前の時期を狙って設定しました。早速ショウジョウバカマのきれいな花が迎えてくれます。他の植物よりも早く花をつけ日光と虫を独占するため早く花が咲くそうです。4名のインタープリターの方についてもらい、少人数グループで木道を散策します。所々気になることをすぐに聞けるのは少人数の特権です。自然だけではなく、人が植林した歴史や、文化的な意味や場所も紹介していただきあっという間の3時間でした。また、違う季節に訪れたいと思います。