10月の広報委員会Web記事                              「3年生 研修旅行」

紅葉が始まったかと思えば、すぐに落葉が始まりました。今年の冬は急に冷え込んでいます。

今回のweb記事では、少し遅れましたが、研修旅行という行事について生徒目線から紹介したいと思います。

研修旅行はいわば、3年生が参加する修学旅行です。ただ、清陵中が他の学校と違うのは、その目的です。清陵中の研修旅行の目的は大きく分けて3つあります。全て書くと少し長くなってしまうので、自分なりにまとめると「自分の将来像や学習展望を意識化し、社会を生きる力を育み、仲間との友情を深める」です。思い出作りはもちろんですが、今回の旅行で様々なことを学んできました。

今回私達3年生(7期生)が行ってきたのは、宮城県と東京都です。宮城県では主に東日本大震災に関することを知り、東京都では企業見学や大学見学などを行いました。

一日目

7時に上諏訪駅を出発し、バスや新幹線を使い仙台へ。そして仙台から石巻へバスで移動しました。石巻についたのは14時でした。今回の研修旅行はとても移動時間が長かったですが、美味しい駅弁を堪能したり、初めての新幹線に興奮したり、友達とわいわい楽しみながらの移動だったので、多くの人にとって全く苦痛ではなかったのではないかと思います。

石巻では、震災の爪痕が残る門脇小学校、南浜津波復興祈念公園、MEET門脇を見学してきました。

テレビやインターネットなどで私達は簡単に東日本大震災について調べることができます。ただ、それで全てを知ったと思ってはいけないのだと思いました。実際に被災した方々の声を聞き、壁が剥がれ窓ガラスが割れたままの小学校を見て、原型がわからないほど変形し黒焦げたクレヨンを見て、昔は住宅街が広がっていた場所が住めない地域となり、更地になっているのを見て、震災の本当の怖さが少しだけわかったように思います。

二日目

午前は東北大学で災害に関する講義をお聞きしました。「危機一髪で生き延びた、親が子供をかばって助けた、そういう感動エピソードとして残るものは本来あってはいけないこと。災害時には、そもそも危機一髪の状況になることを防ぐ行動を取らなければならない」といった、今まで私達が考えていた視点とは異なる視点から災害を考えることができました。

午後は東京大学、早稲田大学を大学生の皆さんと見学しました。東北大学も含め、それぞれの大学がそれぞれの個性を持っていました。キラキラした大学生の皆さんを見て、あと4年経ったら自分がそうなると思うと、あまり実感がわきませんでした。

もともと研修旅行でお土産を買う時間は用意されていなかったのですが、先生など様々な方の協力により、急遽用意されることになりました。大学見学を終えたバスの中で、お土産を買うことができることが発表されました。それを知らされたときのバスの中は拍手喝采でした。研修旅行の中で最もみんなが湧いた瞬間の一つだったと言っても過言ではないと思います。

初めての宿泊行事ということもあり、ホテルでのみんなのテンションはかなり高くなっていました。一日目はレトロな雰囲気のおしゃれなホテルに、二日目は階層の高い、モダンできれいなホテルに宿泊しました。おそらく清陵生の皆さんは、しっかりと就寝時間に寝たことと思います。就寝時間に寝た割に、それぞれの部屋でのエピソードはとどまることを知らず、皆さん楽しい夜を過ごしたようです。

三日目

三日目は9つのグループに分かれ、それぞれ1つ、もしくは2つの企業を見学をしました。電通、世田谷自然食品など、多くの人々の生活を担う企業を見学させていただくことができました。身の回りにあるものは誰かが考え、試行錯誤し、多大な努力の上で成り立っている、という、当たり前ではありますが日常生活で常に意識しないことについて気付かされました。

8時から15時まで、昼食を挟みつつ企業見学を終えた後は、八王子駅からバスで上諏訪駅へ。19時に解散となりました。

正直なところ、実際に行くまでは、少しこの行事について残念に思うところがあった人がいたのではないかと思います。修学旅行ではなく研修旅行で、あくまで勉強の場で観光もないから、あまり楽しいことはないのではないかと思っていた人がいたと思います。実際にそういう声を聞くこともありました。

確かに、目と鼻の先に見えていた東京スカイツリーも行かず、上野動物園にも行かず、一般的な修学旅行のように、観光らしい観光はあまりなかったかもしれません。しかし、研修旅行はそんな観光に勝る貴重で楽しい経験になったと、私は思います。

みんなで準備をして、学んで、楽しんだこの研修旅行は、私たちの大切な思い出です。

11/29 絆タイム(交流企画)

絆タイムの時間に代議員会の企画として、交流企画を行いました。全校でグループごとに分かれ「ワードバスケット」を行いました。

「ワードバスケット」は、”しりとり”をカードゲーム化してスピード勝負にしたカードゲームです。使うのは「ひらがな1文字」だけが書かれたカード。「場の文字」から始まって、「手札の文字」で終わる言葉、もしくは「手札の文字」から始まって、「場の文字」で終わる言葉を宣言しながらカードを出します。ただ、普通のしりとりと大きく違うのが、思いついたら誰でもすぐにカードを出せるというところです。そのため、カードを出そうとした瞬間に他の人に出されてしまい、「えっ、今出そうとしたのに!」と何度も悲鳴があがって盛り上がります。みんなが知っているしりとりがベースなので、誰でもすぐにできるワードゲームです。他にも「ワイルドラインカード」や「ワイルドナンバーカード」というものもあり、「UNO」のような要素も含まれています。

やってみると、はじめのうちはルールを確認しながら戸惑いつつでしたが、徐々に積極的に札を切るようになり、長い文字の単語で札を切ったときには歓声が上がる場面も見られるようになりました。グループ対抗で行ったときには、学年関係なくアドバイスを出しながら札を切る様子もあり、ワードバスケットを通して良い交流が生まれていました。

この活動をきっかけに、”清陵ファミリー”が今まで以上に交流できるようにしていきたいです。

11/25 音楽会

第9回諏訪清陵高等学校附属中学校音楽会が行われました。今年の音楽会テーマは『オール』でした。「全て」という意味の『オール』と船をこぐ「オール」の二つの意味がかけられ、全員で音楽会を成功させようという願いがこめられています。

音楽会に向けて、各クラス、学年で練習が行われ、校舎は歌声で響き渡っていました。7月に行われた文化祭のときよりも、声量、ハーモニーなどはさらに素晴らしいものになり、聞いている人すべてが圧倒されてしまうような合唱でした。

自分たちが歌う曲紹介では、「一度きりしかない」「最初で最後の」「わたしたちだけの」という言葉が多く聞かれました。その言葉にふさわしく、その1曲にかける思いがどのクラスも歌声にあらわれていました。

特に、プログラム最後の全校合唱「リフレイン」は、心が震え、こみ上げてくるものがありました。マスクをつけてもこれだけ響く音楽を、来年は生徒の豊かな表情とともに、是非みてみたいと思いました。

11/22 教科横断型授業

特編授業として、教科横断型授業を行いました。文部科学省では、各分野が複雑に関係する現代社会に生きる市民、新たな価値を創造し社会の創り手となる人材として必要な資質・能力の育成に向け、各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習を推進しています。教科や分野の垣根を越えた学びを通じることで、一つの事象を多角的・重層的に見る姿勢が養われます。

複数の教科でがコラボレーションして授業を行いました。組み合わせは次の通りです。

1年生 英語×国語、理科×社会、英語×数学                        2年生 国語×社会、英語×美術×(数学)、国語×養護                             3年生 英語×保体、理科×数学

生徒は、じっくりと考えたり活動を通したりすることで、一つの教科を学ぶだけでは感じないことや、わからないことに気づくことができました。そして何より、活動では歓声が上がったり、話し合いが積極的に交わされたりするなど、楽しみながら学習をする姿が多く見られました。

これから社会で求められる人とは、「視野を広く持てる人である」と言われています。社会では、分野の垣根を越えて、異分野の人たちと仕事をすることになります。そんなときに力を発揮できるように、教科横断的な思考を深めていきたいです。

1年生 英語×国語
1年生 理科×社会
1年生 英語×数学
2年生 国語×社会
2年生 英語×美術×(数学)
2年生 国語×養護
3年生 英語×保健体育
3年生 理科×数学

11/17 1学年総合的な学習の時間                          清陵のお膝元発信プロジェクト                         ~“すわっていいよ”をみつけよう~

1学年が総合的な学習の時間に校外学習を行いました。10月27日に行った諏訪の街歩き活動に続き、今回は諏訪市図書館を訪れました。本来は休館日にあたる日でしたが、ご厚意で開館していただき、貸し切り状態で学習することができました。

今回の目的は、『「諏訪のよさ」や「人々が寄せるふるさとへの想い」に出あうことをきっかけにして、清陵周辺の地域性に焦点を当てた探究的な学習を実施するために、地域の図書館を訪れ実態を把握すること。』『図書館司書から図書館の効果的な利用方法の指導を受けることを通して、各自が抱いた疑問を実証する根拠となる情報を収集し、自らの追究テーマを設定し、調査活動を行う際の一助とすること。』の2点でした。

生徒は、「すわっていいよ」に即したテーマを事前に設定し、図書館訪問に臨みました。司書の方から説明を聞き、十分に利用方法を理解してから関連する資料を探し始めました。膨大な量の本の中から自分が必要とする情報を探すのに苦労していましたが、共通のテーマの友達と情報を共有し、「こんな本があるよ」「この本がいいんじゃない?」などと盛り上がりながら探す姿がありました。

設定したテーマは「酒蔵」「高島城」「温泉」「諏訪湖」「観光業」などがあり、これからこれらのテーマについて深く探究していきます。諏訪について深く知り、その良さを感じられる活動にしていきたいです。

11/15 上諏訪駅を磨こう

「普段お世話になっている地域の方々に、通学路や上諏訪駅を清掃することで感謝の気持ちを伝える」というねらいのもと、清美委員会の企画『上諏訪駅を磨こう』が行われました。

事前に有志生徒を募りました。大人数で活動を行うと、駅にご迷惑をおかけしてしまうという考えから、定員を少数の16名に設定しましたが、あっという間に定員に達しました。企画の趣旨に賛同し、意欲的に活動に参加してくれる姿でした。また、参加希望者には、上諏訪駅を利用していないけれど、地域貢献をしたいという人もいました。

有志の16名は上諏訪駅に向かうまでの通学路や、駅の待合室、連絡橋、ロータリーを清掃しました。短い時間ではありましたが、黙々と集中して清掃に取り組むことができました。「通学路にはゴミが落ちているのをよく見るので、気づいたときに拾うようにしている」「普段から利用している上諏訪駅をきれいにできて良かった」というように、自分たちの身近な地域に貢献することができました。

利用している方に「ありがとう」と声をかけられる場面もあり、駅員さんからも「コロナで大変だと思うが、こういう活動を続けていってほしい」と感謝の言葉をいただくことができました。まさに、自分たちから気付いて行動していく清陵附属中生のあるべき姿が表れる活動になりました。

11/7 清陵ディベート

学びたいむの時間に「清陵ディベート」が行われました。目的は次の3点です。

① ディベートを通して身近な社会問題や生活問題について考える。
② 縦割りのチーム編成の中で、異学年との交流や意見交換を積極的に行い、
 個々が主体性を持ちながら、協調性、豊かな組織を形成していくことができる。
③与えられた論題に対し、
 ・与えられた立場の主張を論理立てて考えることができる。
 ・他者の意見を正確かつ真摯に聴くことができる。
 ・他者に伝わる主張やスピーチができる。
 ・協調性を持ち、同じ課題に対して役割を考え、活動に取り組むことができる。

チームごとに分かれ、対戦相手を変えながら1stステージ、2ndステージ、頂上決戦と場面を変えながらディベートを行っていきます。論題もその都度変わり、チームごとに担当を決め、ディベート当日を迎えます。

1stステージの論題は「コンビニエンスストアは24時間営業すべきである。」「ネットへの匿名での書き込みを禁止すべきである。」「日本は地方公共団体の首長の多選(3期以上)を禁止すべきである。」の3つでした。

コンビニの論題については、防犯上や環境面への観点から議論が交わされていました。立場や見方が変わると、主張する点も変わりそれにより議論が盛り上がりました。事前に情報を調べてきたり、学年を超えた役割があったりと協力しながら取り組む姿が見られました。

新たな論題で、これからもディベートは続いていきます。

11/2 副校長講話

副校長講話が行われました。本校の目指す生徒像の一つである「広い視野」にかかわっての内容でした。また「問いを立てる」ことについて、研究のあり方や日頃から意識していることなどを、代表生徒が紹介する場面がありました。

研究にかかわって、理科担当より、「問いをみつける」とは『ある事象に出会ったとき、それが些細なことだとか面倒なことだとかいって無視することなく、注目できる』ということであり『誰もが見ていることを見て、誰も考えなかったことを考えることである』と話がされました。代表生徒は『受け身になっていると問いは見つからない』『興味を持ったことをとことん追究していくことが大切だと思う』と全校に伝えました。

些細なことや当たり前なように感じていることでも、疑問を感じたり気にかけたりできるような感覚をもつことができるというのが大切なのではないでしょうか。それぞれが意欲的に追究していきたくなる問いをみつけていきましょう。

10/26-28 3学年研修旅行

3学年が2泊3日の研修旅行に行き、次の3点を達成できるように活動しました。

「関東圏の大学や企業等にて、最先端の学問や研究 、勤労場面に触れることを通して、自分の将来像や学習展望を意識化し 、学問をさらに探究しようとする姿勢と将来にわたって自分らしい生き方を探求する機会としよう。」

「震災から復興している地域を訪れたり、そこで生きる人々の生き方に触れたりすることを通して、防災減災学習の視点から見聞と視野を広げ、自ら主体的に社会の中で生きていく ための人間性を高めよう。」

「ルールやマナーを守って団体行動することを通して、社会性を身につけたり、仲間と協力して状況に応じた対応をとったりしながら、一緒に行動する良さや楽しさを体験し、学級や学年の友情を深めよう。」

1日目は防災減災学習として、宮城県石巻市 南浜津波復興祈念公園・門脇小学校( MEET 門脇)に訪れました。震災から11年経った今でも、津波の恐ろしさや当時の状況を知る痕跡がありました。そこから、ガイドの方の説明を受けながら防災と復興について深く考えることができました。

2日目は宮城県仙台市 東北大学で「みちのく震録伝コラボプログラム」の講義を受け、自分事として考え、質問する姿がありました。その後、東京都内で大学見学を行いました。学生生活に憧れを抱きつつ、また新たに自分の目標を明確にすることができました。

3日目はコース別で企業訪問を行いました。働くこと、自分の生き方についてお話を聞きました。先方には本校の卒業生も見え、一緒に話をすることで新たなつながりをもつことができました。

様々な方のご協力のもと、多くの学びがある充実した研修旅行を行うことができました。