10/27,28 2学年社会福祉体験学習

2日間かけて社会福祉体験学習を行い、地域の社会福祉や社会福祉に携わる仕事について現場の方から学び、そして、自ら体験しました。『地域の社会福祉についての関心と理解を深めることができる。』『社会福祉体験に対し、本気になって取り組み、「働くとは」「生きるとは」について考えを深め、これまで「支えられてきた」自分に気づき、これからの自分の生き方を見つめなおすことができる。』『体験後も「自分のできる社会貢献とは何か」を考え続け、主体的に社会にかかわりをもとうとすることができる。』以上の3点を目的とし、様々な体験を行いました。

1日目は白杖体験、点字体験、手話体験、障がい者スポーツ(ボッチャ)を体験しました。2日目は「災害について」「ボランティアについて」「ユニバーサルデザインについて」講演をお聞きし、最後に「福祉って何だろう」というお話をお聞きしました。活動のまとめとして、一人一人が学びを新聞にまとめました。

この体験を通して、「福祉」のイメージがどう変わったかという問いに対して、『多種多様な人達が、社会生活をなるべく同じように過ごせるようにすることが「福祉」であると思った。そして、福祉とは障がい者や高齢者だけではなく、社会にかかわる人として自分たちにも緊密な関係であるのだと思った。』と答える生徒もおり、社会の一員として自分がどのようにすればいいのかを真剣に考える姿がありました。

白杖体験
点字体験
手話体験
障がい者スポーツ(ボッチャ)
災害について
ボランティアについて
ユニバーサルデザインについて
福祉ってなんだろう?

10/27 1学年総合的な学習の時間                         (清陵のお膝元発信プロジェクト)

1学年の後期総合的な学習の時間として「清陵のお膝元発信プロジェクト~“すわっていいよ”をみつけよう~」を行いました。『「諏訪のよさ」や「人々が寄せるふるさとへの想い」に出あうことをきっかけにして、本校周辺の地域性に焦点を当てた探究的な学習を実施するために、校外に出て実態を把握する』『地域の実態を把握した上で、追究テーマを見いだし、活動の方向性をもつ』ことが目的です。

「諏訪の山の手を歩こう 」「諏訪の街道を歩こう」「諏訪湖周辺を歩こう」の3つのコースに分かれ、 手長神社・能舞台 貞松院、酒蔵(横笛) 伊藤味噌醸造店、片倉館 諏訪市美術館 高島城跡 などを巡りました。

地元の歴史を実際に見たり、触れたり、味わったりしながら感じることができました。また、歴史を教えていただいたときには熱心にメモを取り、質問をする姿もあり、一人一人が課題をもちながら活動をすることができました。これをもとに、新たな追究テーマを設定していけるようにしていきます。

10/18 湖周マラソン

本校で伝統になっている、「諏訪湖1周マラソン大会」が高校生とともに行われました。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となりました。諏訪市の石彫公園を出発し、1周約16㌔のコースで自らの限界に挑戦しました。

この行事は、清陵高校の体育教師だった山本喜市先生が「己の向上心に基づき、困難に立ち向かう姿勢を各自が見つめる機会とする」ということを目的に、始まったのがきっかけです。1915年に創設し、107回目になります。中学生にとっては全員が初めての経験であり、この日のために、体育でランニングをしたり、体育委員を中心に体力づくりの活動を行ったりして準備をしてきました。

今まで経験したことのない長距離走ということで、走り出す前には「大丈夫かな」「走り切る自信がない」というような不安な声もありました。ただ、いざスタートをするときには、「頑張って走りきりたい」「やりきりたい」というような前向きな声が聞かれました。

走り出すと夢中になり、友達と励まし合ったり、黙々と腕を振り自分のペースで走り続けたりと、それぞれの目標に向かって頑張る姿がたくさん見られました。

無事全員が完走することができました。走りきった人からは、「楽しく走ることができた」「やって良かった」「気持ちよかった」というような声が多く聞かれました。一人一人にとって、目標に向かって頑張り続けたり、苦手なことでも前向きにやりきったりすることは、自分自身を高められる大切なことであるということを実感でき、貴重な体験になったのではないでしょうか。

10/15 第2回授業公開                                (総合的な学習の時間、中間発表)

第2回授業公開が行われました。保護者の皆様や、多くの小学生に参観していただきました。ありがとうございました。

今回は、前期に総合的な学習の時間に追究してきた活動の中間発表を行いました。1,2年生が合同で、3年生は高校生と合同で発表を行いました。中間発表での目的は『前期に追究してきた内容を限られた時間の中で、分かりやすく説明することや、研究の内容を深く考えることで、クリティカルシンキングとよばれるような批判的な思考を養うこと』『追究や研究の様子を聞きあうことで、お互いの今後の学びのきっかけや進め方の参考にしたり、見方や考え方を深めたりして、自分自身の研究の方向性を見つめ直したり、考えたりすること』です。

発表者側は、表現力や説明力を高めるとともに、前期に追究してきた課題をみつめなおし、今後の見通しがもてるような機会とし、聞き手側は、聞く力を磨き、質問する力をつけて、発表者の力を高められるような役割を果たすことを目指しました。

本校生徒の特徴として、「聞き手としての力をもっと高めていく必要がある」という課題があります。始まりの会では、係から「どのように研究を進めてきたのか」「その進め方でよいのか」「自分であればどう考え取り組むのか」「発表者の追究のプロセスはどうか」というような視点で発表会に臨みましょう、と話がありました。

発表会では、自分の活動を要点をまとめながら説明し、これからの課題などを報告していました。聞き手も、内容についての質問や、アドバイスなどをしながら互いに情報を交換していました。後期の総合的な学習の時間でも、自らの課題の探究がより良いものになるようにしていきたいです。

1年生「清陵の良さを伝えよう」
1年生「清陵の良さを伝えよう」
2年生「防災減災学習」
2年生「防災減災学習」
3年生「Seiryo tanQ」
3年生「Seiryo tanQ」

9月の広報委員会Web記事「カレーの日」

涼しく過ごしやすい日が増え、清陵生も夏服から冬服へと衣替えをしている姿が見られるようになりました。

今回は、清陵のお昼の時間にある、月一度のミニイベントを紹介します。

清陵中は牛乳は配られますが、給食がありません。そして、給食はありませんが、お弁当の販売があります。朝に食券を買って、お昼にその食券とお弁当を交換するというシステムです。

普通はお弁当なのですが、月に一度、温かいカレーを食べることができる「カレーの日」があります!

(9月はカレーの日がなかったので写真が用意できませんでした。)

カレーの日は中央階段に長蛇の列ができます。大人気です。清陵生の三分の一は買っているそうです。

混雑を回避するため、どの階段を降りてカレーを受け取り、どの階段を登って教室へ帰るかが決まっています。

そして食券を先生に渡すと、食券に書かれている数字がどんな数字かを教えてもらえることがあります。

例えば、

27…3の3乗!

30…2×3×5!

17…素数!

といった感じです。

の精神が溢れています。

美味しくて、小さな学びもあるカレーの日、是非体験してみてください。

10/12 メディア教育講演会

ネット社会は、日々進化しています。本校の生徒は、一人一人がICT機器とどう向き合っていくか日々考えながら生活をしていますが、改めて、ソーシャルメディアの可能性・危険性について学び、正しい使い方や上手な付き合い方を考えられるように、『子どもとメディア信州』の久保田先生から講演をしていただきました。

講演会では、本校生徒のICT機器の使い方に関するアンケートをもとに、お話をしていただきました。スマホやタブレット等の使用の際にルールを設定することが大切であることや、親や家族と約束事を決めておくことが重要であることを教えていただきました。当たり前のことを大切にしていくことが重要であることを、改めて感じました。また、本校生徒は動画や写真の投稿をすることが多く、その際に注意することも教えていただきました。具体的には、気軽な送信や写真の保存が法に触れる可能性があることを説明していただきました。LINEやInstagramなどで気軽にやり取りができますが、その裏にある危険性についても理解していないと正しい使い方とは言えません。

質疑応答では、「スマホの設定はどうすればいいのか」「水泳の大会の様子を送信したらどうなってしまうのか」という教えていただいたことを自分に置き換えて質問したり、「ルールを設定することと、一人一人のモラルに任せること」について考えたりする姿がありました。また、保護者の方からも「子どもとICT機器はどう付き合っていけばいいのか」というような質問がありました。子どもだけでなく、親や周りの大人も一緒にICT機器の使用については考えていくことが大切だと感じる場面でした。

そして、最も大切なのは「自分も他の人のことも大切にする使い方」であると教えていただきました。便利なツールであるICT機器を、安心で安全な使用をできるように、これからも考えていく必要がありそうです。

10/12 信州あいさつ運動

生活委員会では、毎朝「あいさつ運動」を行っています。学友会でも10月の目標を「おはよう」とし、全校があいさつを交わすことを、大切にしていこうとしています。

この日は、「信州あいさつ運動」の啓発・普及を推進している「長野県将来世代応援県民会議諏訪地域会議事務局(諏訪地域振興局)」の皆さんと一緒に、あいさつ運動を行いました。長野県のPRキャラクターである「アルクマ」も一緒にあいさつし、さわやかな1日を始めることができました。校内でのあいさつ、地域の皆さんとのあいさつをこれからも大切にしていきたいですね。

10/11 絆タイム(第二回交流タイム)

絆タイムの時間に体育委員会の企画として、第二回交流タイムを行いました。今回は全校でグループごとに分かれ「ドッヂビー」を行いました。

「ドッヂビー」とはフリスビーを利用したドッヂボールです。当てたり避けたりすることで、楽しく運動をすることができ、同時に内外野での連携によるコミュニケーションが生まれます。それでいて、ボールでないため、当たっても痛くなく、突き指等のけがの心配が少ないです。フリスビーを使うので、ボールを投げるよりも男女の体格差による競技への影響は出ません。これらの理由から検討した結果、ドッヂビーを行うことになりました。

試合中は、上手にフリスビーを投げたり、キャッチをしたりする場面で歓声が上がっていました。また、観戦している人も応援したり、声をかけたりするなど、全校が楽しむ様子が見られました。教室で授業をしている時とは違う自分を見せられたり、友達の良さを見つけられたりする場面でした。ドッヂビーを通して、互いの絆を深める機会になりました。

10/3 終始業式

終始業式が行われ、本日より後期が始まりました。前期は、全国的に新型コロナウイルスが猛威を振るっている状況ではありましたが、感染対策を工夫しながら、様々な行事を行うことができました。

また、様々な場面で清陵附属中生は活躍しました。部活動で活躍した人、科学部門で深く追究した人、書道や作文のコンクールで活躍した人に賞状が授与されました。

校長先生から、9月の学友会月目標だった「感謝」と関連してお話をしていただきました。感謝を伝えることは大切だが、身近な人にこそそれを伝えることはなかなか難しい。だからこそ、そのことを理解したうえで、相手に感謝の気持ちを伝えていくこと、「ありがとう」を目を見て伝えることが大切だと話されました。

これまで無事に前期を過ごすことができてきたことに感謝しつつ、後期もそれぞれの目標に向かい、日々の学校生活に邁進していきましょう。

10/1 土曜講座

土曜講座として各学年それぞれ講師の方をお招きして、講師の方から職業観や、職業人として学生に必要な心構えなどをお話していただきました。

講座は、1学年「SUWA小型ロケットプロジェクト」2学年「医学部研修(緩和医療研修)」3学年「地域開放講座((株)太田屋様、富士見消防署様、諏訪赤十字看護専門学校様、諏訪中央病院様より)」でした。

1学年は、SUWA小型ロケットプロジェクトの活動に触れることにより、宇宙工学への興味関心を持つことや、プロジェクトチームの活動趣旨を実際のチームメンバーからお聞きし、日本を代表する「ものづくり」地域・諏訪岡谷を深く知る機会としました。

2学年は、医療従事者の方から体験に基づいた話をしてもらい、自分の「しごと観」「生き方観」を深めることを目的としました。

3学年は、各界で活躍する講師の話を聞いたり質疑応答をしたりすることを通して、自分の夢やあこがれ、将来を見つめ、様々な分野でリーダーシップを発揮して、社会のために貢献しようとする心情を育むことを目的としました。

どの学年でも、講師の方のお話から、自己を見つめ、これからの自分の在り方を具体的に考えようとする心情や姿を育むことをねらいました。

SUWAロケットプロジェクトの講座では、材料の強さや選択についてどのように検討されているのかを測定しながら学習したり、実際に小型ロケットを発射させてその様子を見学したりしました。ロケットの発射の際には、その速さや高さに歓声が上がりました。

緩和医療研修では、「相手の苦痛を減らすこと」について教えていただき、仮想事例に対して、個人で考えたり、グループで話し合ったりすることで、どのように相手と接していくのか、相手の気持ちに寄り添っていくのかを真剣に考える機会になりました。

地域開放講座では、命と向き合う仕事を通して考える「生きる」「生かされる」ということをお話ししていただき、中学を卒業し、社会人に向けて自分の生き方を考えていく3年生にとっては大切なことを学べる機会になりました。また、地域の小学生にも参加していただき、本校の活動を知っていただける機会にもなりました。