1/27 中高交流企画

中学生と高校生の学友会によって企画された「中高交流企画」が行われました。

ねらいは次のとおりです。
・企画を通して、中学生の高校への興味関心を向上させること
・今後の中高交流を発展させるためのきっかけにすること

始まる前に、中学校学友会副会長から、『今月の月目標である「つなげる」を意識し、高校生との関わりや、学校全体の交流を大切にしてほしい』と話がされました。「繋げる」と「繋がる」は似た言葉ですが、「繋がる」というのは、主語が自然に意識せずにその状態になることを意味します。一方「繋げる」や「繋ぐ」は主語が動作することを意味します。自ら交流を普段の生活につなげたり、2022年の反省をつなげたりできる一か月にしてほしいという願いが込められています。

企画では「新聞のばし」が行われました。新聞紙を丸めたり結んだりすることにより、できるだけ長くし、その長さを競うというものです。その際に片手しか使えないように制限されることで、難易度が上がり、グループ内でコミュニケーションが生まれます。

中学生、高校生ともにはじめのうちは緊張し、距離感があるように見えましたが、新聞紙を長くするための作戦会議が始まると、積極的に意見が交わされました。そして、協力して新聞紙を繋げる際には夢中になって取り組む様子が見られました。

1回目の計測後には、『もっと長くするためにはどうすればいいか』『他の班のアイディアを参考にしよう』とさらなる改善をして取り組んでいました。

その後の2回目の作成では、どのグループも1回目の新聞紙よりも長くすることができ、29mもの長さになるグループもありました。

何より、活動後には中学生と高校生との距離感がぐっと縮まり、自然な会話や笑顔が見られるようになりました。

高校生の代表からは『今回の中高交流をきっかけにしていきましょう』と話がありました。高校生との交流を大切にすることはもちろん、自分たちが高校生になったときに中学生とどのように交流していくかということも考えていけるといいですね。

高校生との対面
はじめのうちは距離感がありました
協力して新聞紙をつなげていきます
高校生も中学生も夢中になりました
それぞれの作戦を遂行していきます
廊下に並べると、30m近くになるものも!
終わった後は、自然と距離感が近くに
自然な会話が交わされました

1/24 絆タイム(第三回交流タイム)

絆タイムの時間に体育委員会の企画として、第三回交流タイムを行いました。今回は全校でグループごとに分かれ「sitting baloon バレーボール」を行いました。

「シッティング バレーボール」とは文字通り、座ったまま行うバレーボールのことで、パラリンピックでも採用されている種目です。今回は、より多くの人が楽しめ、交流を深められるように、ボールに風船を用いて行いました。風船にすることで、スピードが出にくくなり、落下速度もゆるやかになるため、バレー経験の有無にかかわらず全員が楽しむことができます。また、声をかけあったり、自然と会話をしたりするので、様々な交流が生まれます。

実際の活動では、プレーしている人だけでなく、観戦している人も楽しむ姿がありました。生徒は『手だけでなく、足や頭も使って風船を相手のコートに返すのが面白かった』『風船でゆっくりだと面白くないと思っていたけれど、白熱した試合ばかりで楽しかった』『先輩から声をかけてもらったり、私も先輩に指示を出せたりして、良い交流になった』『生徒だけでなく、先生も一緒に活動できたので、そういうところでも交流ができたと思う』というような感想を述べていました。

交流タイムを通して、新たな絆を深めることができました。このつながりを大切にして、残り僅かな今年度の学校生活を過ごしていきましょう。

1/23 清陵ディベート2ndステージ

学びたいむの時間に「清陵ディベート」が行われました。1stステージを経て、今回は2ndステージです。チームごとの担当を決め、ディベート当日を迎えました。

2ndステージの論題は「学校は長期休暇を廃止して、毎週水土日を休業日にすべきである。」「ランドセルや学校指定カバンなどを廃止し、登校カバンの自由化を図るべきである。」「中学生に宿題は必要ない。」の3つです。

1stステージと比べ、根拠を明確に論じたり、質問したりする様子が多く見られ、深い議論が交わされました。

「学校は長期休暇を廃止して、毎週水土日を休業日にすべきである。」というテーマで議論をしたグループでは、『長期休暇が無くなると、旅行等に行くことが困難になり、結果的に観光業に大きく影響してしまう』『長期休暇が無くなることで、学期や年度ごとの準備をする時間が無くなってしまい、教師の負担が増えてしまう』というように、学生である自分たちの立場だけでなく、社会全体を見据えながら討論することができました。

ディベート後には、『もっと多くの資料や根拠となる事柄を調べたい。』『学年が違うと様々な視点から論じることができるので面白い』というような感想を生徒から聞くことができました。

テーマを変えながら新たなディベートに向けて準備を進めていきます。

1/20 2学年性教育講演会

講師に東海大学付属諏訪高等学校の佐藤先生をお招きして性教育講演会が行われました。

性教育は、発達段階に応じて様々な学習が行われますが、2年生は「男女の心身の特質を理解し、自己や他者を尊重する態度を育み、望ましい人間関係を築くことのできる資質や能力を育てること」を目標に学習しています。

佐藤先生からは「ありのままの自分を肯定的、好意的に受け止めることができる態度を大切にしてほしいこと」「他者との違いを感じることが、本当の自分・新しい自分との出会いであり、自立への第一歩であること」「自分の言葉に責任をもつということ」「身体(性)の自己決定権があるのは自分だけ、嫌な時に嫌と言えることの大切さ」「性の多様性」など、様々なことを教えていただきました。そして、『正しい知識は自分を救い、相手を護る』ということを伝えていただきました。

中学生だけでなく、大人でも、悩んだり、自尊感情が低くなってしまったり、他者との違いに敏感になってしまったりすることはあります。聴いていて、『ありのままでいいんだよ』と、寄り添ってもらえているような感覚を覚えました。

1/18 副校長講話

新しい年になって初めての副校長講話が行われました。「一年の計は元旦にあり」という言葉の続きである「一年の計は春にあり、一月の計は朔にあり、一日の計は鶏鳴にあり」が紹介されました。意味は「最初の計画が大切で、しかも早く行った方が良い」という教えです。大きな目標を達成するためには、たくさんのスモールステップと、その見直しが不可欠です。そして、大きな目標を細分化しながら、小さな目標を達成する成功体験を積み重ねることが必要になります。

また、大きな目標を達成した人として、スポーツ界で活躍する人やノーベル賞受賞者、企業経営者などの成功者などは「日誌をつけている」ということが共通点として紹介されました。日誌をつけて「毎日の自分の行動をチェックしたり、今日の自分は何ができて、何ができなかったか確認したり、月末にはその月を振り返って修正したりする」ことに活用していってほしいと話されました。自分の計画や行動を自分で考えコントロールできるような「自立した挑戦者」になってほしいということでした。

清陵附属中には『自立した挑戦者』がたくさんいます。講話では、コンクール、大会に参加した生徒から二人が紹介されました。

3年生の小濱梓咲さんは、統計グラフコンクールに「アニメが生み出す消費行動と地域活性化の可能性」という作品を出品しました。そして、全6部門に20,343作品、部門では7,790作品の中から全国一位を受賞しました。小濱さんは小学2年生の頃から統計グラフコンクールに取り組んできたということです。

2年生の小林雅人さんは、科学の甲子園ジュニアに参加し、24,589人が参加した予選大会を勝ち抜き、47チームが参加した全国大会に出場しました。小林さんは、長野県の中で選抜され、長野県チームの一員として参加したということです。そして、全国第3位という成績を残しました。小林さんは他校の生徒とも連絡を取り合い、長野県中を駆け回りながら活動を行ってきたそうです。

二人が全校生徒へ報告した様子を紹介します。

小濱梓咲さん
『私は小学2年生の時から統計グラフコンクールに取り組んできたので、もう一度やってみようと思い今回のコンクールに挑戦しました。テーマの選定は悩みましたが、やはり大好きなアニメについて取り組みたいと思いました。小学生の頃はきれいなグラフを作ってきれいにまとめることを目標としていましたが、今回は「統計グラフで何を伝えるか」ということを柱に構成を考え、グラフを作り、配色を決めたりしました。また、受賞した作品に対し「若者世代の消費行動を動かす具体的な施策の根拠を統計数値とグラフで配置し、Z世代のEBPMともいえる優れた作品」という講評をいただきました。ただグラフを作るだけではなく、根拠を示してデータを活用することや、さらに具現化していくことが大事だと深く学ぶことができました。最後に、アンケートに協力してくださった皆さん、私にアニメの偉大さを教えてくれたみなさん本当にありがとうございました。』

小林雅人さん
『長野県代表として大会に参加でき、全国3位をとれたのはとてもうれしかったです。実技競技②の「海峡運搬チャレンジ」では、嬉しさと悔しさの両方を感じました。この競技は、紙と両面テープのみを使用して長さ2mの橋を製作し、その上を水を入れたペットボトルを積んだ台車が走るという競技でした。練習の際は、十数本運べていたのですが、当日は6本しか運べなかったのは、本当に悔しかったです。一方で、メンバー全員で作り上げてきた橋で、工作賞をとれたことはとても嬉しかったです。自主的に集まって活動したり、本番に練習通りの製作ができるようにマニュアルを作成したりした準備の成果が出たと感じています。最後に、この「科学の甲子園ジュニア」は中学2年生までの参加となります。1年生の皆さん、来年度が、この大会に参加できる最後のチャンスとなります。ぜひ参加してみて下さい。2、3年生の皆さん。科学の甲子園には、高校生向けの大会もあります。私も高校に進学したら、この大会に挑戦してみたいと考えています。ぜひ、一緒に挑戦しませんか?』

まさに、自分の課題に向かい、計画を立てて行動をしていく「自立した挑戦者」の姿ですね。最後に、これからスポーツの舞台で挑戦する生徒に激励が行われました。

全国中学校スケート大会 2月4日~7日
2年生 三輪遼太郎さん
1年生 大友のどかさん

全国中学校アイスホッケー大会 1月27日~
3年生 十河宥磨さん

長野県の代表として頑張ってください。

1/17 立会演説会・投票

令和5年度中学学友会正副会長選挙、立会演説会および投票が行われました。

これまで、候補者による辻立ちや教室訪問が行われ、選挙に向けて雰囲気が盛り上がってきていました。当日の立会演説では、候補者から全校生徒に向けて、最後のメッセージが送られました。すべての候補者の真剣な呼びかけ、熱意のある姿に全校生徒が釘付けになり、真剣に演説を聞く姿がありました。

全校生徒が、選挙違反にならないように真剣に投票する姿が見られました。投票することは意志を示すことであり、有権者にとって責任を果たすという意味があります。『どんな学校にしたいのか』という意志を投票で示すことができたのではないでしょうか。

広報委員会Web記事「学校生活」

雪も降り、冬もいよいよ深まってきました。

今回のweb記事は、三年生の広報委員の皆さんが書いてくれた、清陵の学校生活についてです。

通学について

朝は、それぞれの方法で学校まで行きます。清陵には、さまざまな地域から人が集まってきています。

朝の時間について

Eタイムでは、英語で書かれた本を読みます。文章だけでなく、絵や写真もついている本なので、そちらを見ながら書かれている内容を推測し、読んでいくこともできます。ActiveEタイムというEタイムの進化系があり、縦割りで他学年と英語で話したり、クリスマス前には外国のクリスマスの文化などをALTの先生に紹介してもらいます。音楽会が近くなると、合唱の練習をすることもあります。

授業について 

自分が思ったことを素直に他の人に伝えることで、物事の多面的な見方ができるようになります。

また隣接している高校の設備を使用することも可能なので、他の中学校よりも深いところまで学習することができます。

【国語】一つの問、一つの言葉の解釈に一時間費やすことも少なくありません。一回ひっかかってしまうと本当に終わりません。また、雑談が好きな先生も・・・

【数学】プリントを各自で進めたり、話し合って進めたりします。こちらも一つの問いに4時間かけたことがあります。考え始めると終わらないのです。

【理科】清陵高校がSSHなので、中学の方も理科の実験道具が充実していて、高校に機械を借りに行くこともあります。また、腕相撲大会(力)をするなどして、楽しみながら実験を行い、知識と技能をつけます。特編授業のときに、きのこの山とたけのこの里のどちらが美味しいのか科学的に証明したこともあります。

【社会】生徒中心に自分たちで授業を進めるため、追究する時間が多いです。こちらもお話好きな先生により雑談がメインの時も。

【英語】スライドなどを活用した上で、英語で発表をする授業が多く行われています。

昼食について

 昼食は、基本的には各自持参するお弁当ですが、岡谷市に本社を置くシントミフーズさんのご協力を得て、お弁当を購入することも可能です。一ヶ月に一回ほどカレーの日というものがあり、その場で盛ってもらうので、この日には1階がとても賑わいます。おかわりも好きなだけ可能なので、カレーをかきこんで、誰がどれだけ食べることができるのか競い合うようにして食べています。

清掃について

 清掃の時間は10分間と、他の中学校と比べて短いです。清陵中学校では、このような短い時間でも、隅々まできれいに掃除することを目指しています。ある清掃分担場所では、清掃の目標が書かれた紙を貼り付けるなどしています。

絆タイム

 火曜日の6時間目が終了した後、学友会集会をしない日は、絆タイムという時間になります。学年、クラスがそれぞれ違う5,6名のグループを作り、清陵ファミリーの輪を広げるための活動をします。また、他学年との交流を深めることで互いに打ち解け合い、学友会などの縦割り活動の場面での意見の活発化を目指しています。

放課後の過ごし方

 本校では多くの生徒が部活動に参加しており、放課後は基本的に部活動の時間になります。総合テスト前の一週間は “自反週間” と呼ばれ、生徒が先生にわからない部分を教えてもらったり、テスト対策をしたりすることができます。

他にも自習、委員会の活動、総合的な学習の時間の研究などをする生徒もいます。

部活動について

 中学の部活でも高校生と一緒に活動することがあります。また、高校の部活に入っている中学の生徒もいます。バスケ部・バレー部は校舎より上にある元町体育館、陸上部はその少し下にある、第2グラウンドで練習しています。そこまでの道は急な坂で、カバンを持って登るのはとてもきついです。運動部では外周(敷地の周りを走る)をすることもあります。距離は1キロ弱と短いですが、坂ばかりでこちらもとってもきついです。

いかがでしょうか。大変なこともありますが、他の学校ではできない学習や、楽しいこともたくさんあります。

今の三年生がこの校舎にいることができるのも、あと残り3ヶ月となりました。中学校生活を悔いのないように楽しみ尽くしたいです。

1/10-13 学友会正副会長選挙教室訪問演説

1月17日(火)に、令和5年度中学学友会正副会長選挙、立会演説会および投票が行われます。その選挙に向けて教室訪問演説が行われています。

学友会正副会長に合計7名が立候補しました。それぞれの候補者が、目指したい清陵附属中の姿を伝え、それぞれの公約を掲げ、演説を行っています。その真剣なまなざしからは、『自分が来年度の学友会を引っ張っていく』という強い意志を感じることができます。

演説を聞き、選挙公報を読んだ生徒からは、いくつもの質問がされました。『投票する一人一人が来年度の清陵附属中をより良いものにしたい』という意識をもって選挙に臨んでいるという姿があらわれているのだと思います。

清陵附属中も10周年目を迎えます。これまでの伝統・これから新たに創りあげていくこと、どちらも大切にした学友会を築いていく第一歩になるような選挙にしましょう。

1/6 百人一首大会

日本の伝統文化である百人一首の楽しさを味わうとともに、全校生徒の交流を深める機会として百人一首大会を行いました。文化委員を中心に事前に準備が行われ、練習をしている段階から楽しみにしている生徒が多くいました。委員長から『この活動に目標をもって取り組むことで、得意な人も苦手な人も楽しみましょう』と声をかけられ、一人一人が真剣に百人一首に取り組みました。始まる前に生徒からは、『この句は覚えてきたから絶対に取りたい』『自分の周りの札は取れるようにしたい』『〇〇枚取りたい』というような意気込みを聞くことができました。静かに詠み手の発声を聞きながら、時に歓声が上がるなど、楽しみながら盛り上がった百人一首大会になりました。

1/6 後期後半始めの生徒集会

年末年始休業が明け、後期後半を迎えました。学友会が中心になり、始めの生徒集会を行いました。グループごと分かれ、2022年を振り返り、これからの目標をもって生活できるように語り合いました。トランプのババ抜きをして、札が揃ったときのテーマについてグループの仲間に発表しました。例えば、数字の“4”が揃ったときには『2022年の成功談』、“10”が揃ったときには『2023年の目標~生活~』のテーマについて発表するというような形式で行いました。札が揃ったときには盛り上がり、ジョーカーが移動したときには歓声が上がるなど、グループで盛り上がりながら活動していました。今年度も残すところあと3か月です。それぞれの目標を達成できるようにしたいですね。