第38回CASTIC出場 2024/7/25(木)~30(金)

7月25日(木)~7月30日(火)に中国天津で開催されたThe 38 th China Adolescents Science & Technology Innovation Contestに本校化学部3年生の小井出、真壁、守谷くん3名が出場しました。このコンテストは21の国から青少年60人以上(海外参加研究数39)と中国国内から各省の代表数百人が集う大規模なものです。本校化学部3名は、昨年度のSSH生徒研究発表会での発表(科学技術振興機構理事長賞(第二位)受賞)が評価され日本代表として参加しました。
「新規有機物質の合成及び物性評価」について発表しました。テーマは「Synthesis and Aggregation-Induced Emission Properties of Dibenzoylmethanato Difluoride Complex with Alkyl Group at α-position」で英語でのポスター発表をしてきました。

7月25日(木)~1日目:中国への到着と歓迎~

諏訪~羽田~北京へと日本を出発し向かいます。北京の空港で我々をサポートして下さる現地の大学生ボランティアとJST北京事務所の所長さん達に暖かく迎えていただき気持ちも昂ります。

7月26日(金)~2日目:ポスターの設置と国際海洋博物館~

午前中は、会場となる天津の展示場にポスターを設置しました。明日はいよいよ生徒のみで長時間の審査を受けます。午後は国立海洋博物館の視察をし、少しリラックス。

7月27日(土)~3日目:ポスター審査と国際文化交流会~

本日は朝8時から10時間にも及ぶ審査でした。更に夜は他国の代表や中国の各省の代表と交流しました。生徒いわく「審査は英語等大変だった。実用面について多くのことが聞かれた。貴重な経験ができた」とのこと。夜の文化交流会では諏訪の御柱祭の法被が大活躍。英語を駆使し日本の文化を伝え、相互理解が深まったようです。

7月28日(木)~4日目:ポスターの一般公開と天津ナイトクルーズ~

この日はポスターの一般公開日でした。子どもから大人まで多くの方がブースを訪れて下さり研究の話から日本のアニメ等のポップカルチャーの話までできました。夜は天津の商業地域近くの川をナイトクルーズしながら交流ができました。

7月29日(月)~5日目:閉会セレモニーと北京周遊~

いよいよ最終日です。コンテストの結果発表と盛大な閉会式がありました。結果は惜しくも3位でした。ただ順位以上に生徒たちは「中の人々と交流して国の壁は無い。英語力の大切さがわかった。国際的な人物となり活躍するために肌でこのような経験ができて良かった」等、多くのことを学んだようです。このような機会を下さった、JST、学校関係者、地域保護者の方々、すべてに感謝です。夜は北京のまちを周りながらJST北京事務所の方々とお食事をともにし、貴重な話をうかがいました。

7月30日(火)~6日目:帰途~

この日に中国を立ち諏訪に戻る予定でしたが、降雨のため三時間遅れで北京を離陸、21時に羽田に到着。予定を変更し、都内で一泊し翌日諏訪に戻りました。今回の機会を通じて生徒たちは改めて自分の研究や日本の立ち位置、文化を見つめ直す機会となったようです。